夕陽の見方に民族性を見る

July 25, 2004 Sunday

サハラの夕陽
キャンプファイヤーの炎のオレンジ
夕陽に染められた夕焼け空のオレンジ


これらには共通の波長を持つ色が含まれていて、その色成分が人間をセンチメンタルにさせるのだという学説を誰かが唱えていたような気がします。

昔、まだ街明りが夜中をも照らしてしまう前は、日が沈んで一日が終わり、火を囲んで、その一日を振り返った。その恒常的な営みがDNAに刻み込まれ、今でもその波長域の色を見ると人は感傷的になってしまうのだと、そんなことを言っていたような気がします

この誰が言ってたかすら、はっきりしない学説を、僕は信じ、夕焼け空は全人類をセンチメンタリストにするのだと信じていました。

「信じていました」 そう過去形です。

今日の写真は、チュニジアのネフタという街で、4駆で行く半日砂漠ツアーに参加したときのものです。

ツアーでは、フランスのマルセーユに住んでいるという、陽気なフランス人夫婦と一緒でした。

砂漠ツアーの最後はもちろん砂漠の地平線へのサンセットです。

自分の場所を探し、腰をおろし、静かに沈む太陽を眺めている少しセンチメンタルになった僕の目に信じられないものが飛び込んできました。

「走り回りながら、陽気にはしゃぐフランス人。

彼らのDNAには、人類が刻んできたオレンジ色への想いが含まれていないのでしょうか?

そして日が完全に沈んだ瞬間です。
「フィニッシュ!! フィニッシュ!! ゴー・ホーム」

彼らには余韻を楽しむ心が無いのでしょうか?
平均的な日本人なら沈んだ後も5分くらいは浸り続けるのが普通なのではないでしょうか。

「昔、まだ街明りが夜中をも照らしてしまう前は、日が沈んで一日が終わり、火を囲んで、その一日を振り返った。その恒常的な営みが。。。」

フランスと言えば、ラスコーの壁画です。
あの壁画を描いた人達は、夕陽を見て踊ったのでしょうか? 日本人は昔から夕陽をしみじみと眺めていたのでしょうか?

皆さんのどのようにしてサンセットを楽しんでますか?
僕はこれからは、夕陽を見ながら人間観察も楽しんでみようかと思っています。

いつの日か、民族学の本を書くために。

ラクダの足はどこにいったのか?

July 29, 2004 Thursday

サハラのラクダ

砂漠にたたずむ1頭のラクダがいます。
このラクダはヒトコブラクダ。サハラのあたりじゃド ロマデールと呼ばれています。

ドロマデールって響き、なんか泥臭くて、のろまそうで、はっきり言ってあまりかっこよくないと思いませんか?
でもラクダの顔ってすごく優しくて、それでいてぬけてて、ドロマデールって名前がしっくり来るのです。

なのでここからはラクダ君じゃなくて、ドロマデール君と呼ぶことにしましょう。

このドロマデール君、実は日本人の70%が嫉妬するくらい足が長いのです。

ドロマデール君が立ち上がるときの順番は決まっていて、まず長い後ろ足を伸ばして、次に長い前足で踏ん張ります。

足が長いだけに、初めて乗る人は、最初に前につんのめりそうになって「うぉー」と驚き、次に体がぐいっと持ち上げられて、また「うぉー」と叫ぶ。そんなスリリングな気分を味わうことになります。

突然ですが、ここで写真をじっくり見てください。
しつこいくらい長い長いと言ってきた、ドロマデール君自慢の足はいったいどこにいったのでしょうか?

じーっと見て下さい。良ーく見て下さい。
なにか砂を掘った跡が見えますねぇ。
「実は足を砂に埋めて、暑さから守っているのです」














なんて事を言われて、素直に信じるのは、今まで人を疑ったことの無い僕くらいのものでしょう(実話)
正解は「ただ折りたたんでいるだけ」

それにしても器用に折りたたんでますね。

スラリとした長い足を、フラミンゴのように見せびらかすことなく、折りたたんで隠す。
「能ある鷹は爪隠す」とは、まさにドロマデール君のためにあるような言葉でしょう。

こんな奥床しいドロマデール君に僕は親近感を覚えます。

皆さんも綺麗な足を、カモシカとかフラミンゴに例えるのはもうやめましょう。
「君の足は、まるでドロマデールのようだ」
これからは、これで決まりです

チュニジアにラピュタを見た?

November 03, 2004 Wednesday

ドゥッガ

そこがロケ地だったわけでは無いのに、まるでデジャヴのように映画の1シーンが甦り、そのBGMが頭の中でグルグルと鳴り続けるような体験をしたことはありませんか?

今日の写真は、チュニジアのドゥッガというローマ時代の遺跡です。

広大な緑の丘に点在する遺跡。
足元には、静かに咲き乱れる花。

ラピュタだ!! この風景を見た瞬間そう思いました。
地元の人が数人いた以外には、観光客の姿も無く、大地に寝転んで広い空を独り占めしていたら、あの優しいロボットが歩いてきそうな、そんな気持ちになりました。

遺跡自体も立派で大満足のドゥッガ遺跡だったのですが、唯一の問題はアクセスの悪さでしょうか?
遺跡から8Kmほど離れた街までは、首都のチュニスからバスで簡単に行けるのですが、そこからの足があまり無いのです。

僕の場合、行きはタクシーで、帰りは通りがかったパトロールの車に乗せてもらいました。
でも、景色が良く歩いてて気持ちいい道だったので、もう少し歩きたかったかな。

もちろんラピュタのテーマを口ずさみながら。

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