
※いきなりここに来た方はまずは本編からお楽しみください
「このフィン左右違うんだけど・・・」
「気にするな、これがヨーロピアン・ウェイだ」
郷に入れば郷に従え。それが日本人の美学。
しかしです。
「ウエイトは何キロ?」(※ウエイト=沈むための重り)
「2Kgか3Kgくらいかな?」
「オー、アンビリーバブル」と驚愕の表情を隠しきれないヨーロピアン達。
「6Kgは必要だよ」
「それこそ信じられない」と僕。
でもみんなは、うんうんと頷いてます。
これもヨーロピアン・ウェイ?
日本人は3Kgしか付けられないのかと馬鹿にされるのも嫌なので、どんとこいとばかり6Kgにチャレンジ。
おまけとばかりにもう1Kg追加されて、合計7Kg。
BCD(ジャケット)にエアをたくさんいれて青い海へとエントリーしたのはいいのですが・・・

あれれ?というよりやっぱり、じわじわと沈んでいきます。
潜るのと沈むのとは大違い。
東京湾に重りつけて沈められる気分です。
必死にエアを入れようとするのですが、ボタンを押してもなかなか入りません。
どんどん泳いで行くみんなの後ろを、少し沈みながらついていく僕。
深度が20mを超えたあたりで、サーモクライン(温度の違う水の層の境界)に突入。
水温は19度。
「ぎょへ、20度切ってるぅ」
震える体。どこからともなく聞こえてくるセリーヌ・ディオンのBGM。
ああ気分はタイタニック。
「駄目だ、君は生きるんだ」っていうか「自分も生きろ」
渾身の力でボタンを押すとゴボっと空気が入りました。
なんだこのどっかんターボのような反応は。
これではセナ足にも負けないと言われた、僕の繊細なエアコントロールも台無しです。
シュッシュッではなく、ゴボっ。
これもヨーロピアン・ウェイ?なんて悪態もつきたくなりますが、これでタイタニックのテーマとはお別れ。

ようやく自分のペースを取り戻したころに、青の洞窟に到着。
至福のひとときを過ごしたあと、船へ向かったのですが・・・
それにしても、みんな良く泳ぐなぁ。
そういえばブリーフィングで洞窟から船まで300mとか言ってたような気がするなぁ。
心なしエアの残量も少ないような気がするなぁ。
いや気がするじゃなくて少ないです、これは。
やばい・・・
僕は自分がプリウスだと思い込み、空気に優しい超エコモードダイビング開始したのです。
常にみんなより少し浅いところを進み、どっかんターボも使用禁止、肺でのコントロールに切り替えました。

ようやく船が見えてきたとき、残圧表示はいまだかつて無い値を示してました。
ああ無事に帰ってこれて良かった。
二本目は日本人の美学を捨てて、ジャパニーズウェイを貫きました。
ダイビングが終わったあと「すごいなぁ。本当に2Kgのウエイトで潜れるんだ」と尊敬の目で僕を見るヨーロピアン達(自意識過剰モード入ってます)。
こんなことなら最初からジャパニーズウェイで行けば良かった。
美しい青の洞窟ダイブの裏には、こんなドラマがあったのです。
良くも悪くもドキドキもののダイビングだったのでした。
※今回の写真は全て二本目に撮影したものです








あれは寒いですよね・・・・
ヨーロッパで潜った事はないけど
ウェットは何mm、どんな装備で潜ったんでしょう?
潜ったのは何月でした?いつもこんなに
冷たいんでしょうか。
それよりウエイト7kgとは凄いですね〜。正直想像つきません。肺呼吸でコントロールできるのもまだ私には無理なので、すごいなぁとまた感嘆してました。
とりあえず、あの美しさをみるにはものすごい労力があったことを納得しました!
>東京湾に重りつけて沈められる気分です
怖いよー
潜ったのは8月、フード付きウェットの5mmです。
緯度的には北海道と同じくらいの場所ですからね。
南国の暖かい海とは違います。
まるこさん
ウェイト7Kg
周りの人がみんなそのくらい付けてるので集団催眠にかかりました。
ウェットに7Kg。死海でも沈めそう。
まみももさん
沈む気分はいい気持ちでは無かったけど、青の洞窟で吹き飛びました。
全体では圧倒的にプラス。
最初からウェイト2Kgで潜っていればもっと良かったのですが。
naogonさん
本当に海の底へと吸い込まれそうになりました(笑
オーバーウェイトには気をつけましょう。
最後はボンベの酸素が残ってったのか?
本当にギリギリ。
ガイドさんに残圧示したんだけど、あまり取り合ってくれず・・・
ほんとあの時の心境はタイタニックですね。
タイタニック状態で沈んでいかなくて、プリウス状態低燃費で酸素足りててよかった〜
筋肉が多いと人は比重が重くなるから、aonumaさんは筋肉がたくさんなんでしょうね。
青の洞窟に行くまでも青い!
タイタニック仲間がいてうれしいです その経験って多分海外ですよね。
僕もガイドに残圧示したけど、まぁ気にするなって感じで。
結果的に持ったからいいものの・・・
りみかさん
20代のころは結構引き締まってましたが、30の大台にのってからやばいです。
ぷよぷよ3連鎖くらいのやばさです。
本物を見たら息も止まりそうでしょうね!
タイタニックが流れだすのは仕方なく!
ダイビングって、まったく未知の世界ですし、読んでてすごいワクワクしました。
エアーを入れる!? どっかんターボ!?!?
郷に入れば郷に従えってよく言うけど、
時と場合によっては危険なんだ〜♪
知識・技術がなければパニックに!
でも、そんなこんなでもこれだけの写真、
観させてくれてありがと〜です。
あと10分潜ってたら本当に息が止まったかも(汗
アドリア海はあまり魚がいないのですが、泳いでいるだけで気持ちよかったです。
persianopehさん
ダイビングって沈むように重りを付けて、それだけだと海の底まで沈んでしまうので、ジャケットの空気を出し入れして浮力を調整するのです。
レンタルのはその出し入れするボタンが渋くて微調整できなくて悪戦苦闘したわけです。
やっち〜さん
ダイビング怖くないですよ。
パニックにさえならなければ・・・
おいおいなんて思いながら、結構冷静でしたよ。
浅い所だったからタイタニックのテーマは流れませんでしたが(笑
それにしても本当に綺麗な青ですね。
こんな海で大変な思いをしていたなんて…かなり貴重な経験ですね。
あのまま沈んでたら、かなり深海性のひらめになっていたと思います(汗
今回の写真は余裕だった二本目に撮ったものです。
温度差があったせいか、プロテクタが少しくもってしまったのですが、ソフトフォーカスっぽくなって、逆にいい雰囲気の写真になりました。
これも怪我の功名です。
海、すごいブルーですね!とてもきれいです!!
海外はヘビー級が多いのでしょうか?
自由にコントロールできないっていうのが一番不安になりますよね。