インド ジャイサルメールが呼んでいる

August 26, 2008 Tuesday

IMGP1292.jpg
camera:K100D+SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO

「あれ、まだアラーム鳴ってないよなぁ。」
「今何時だろう」
「あれっ、7時過ぎてる」


うぉーーーーーーーーー!!

男が驚きの叫び声をあげたのは、重慶大厦(チョンキンマンション)の3rdフロアにある龍匯賓館。

TV版深夜特急で大沢たかおや撮影スタッフが泊まった宿だ。
撮影が行われた快樂招待所も見ておこうと思ったが、エレベータ待ちの列にめげた。

なんて話をしている余裕はない。
香港発デリー行きの飛行機が出るのは9時15分。
起きた時間がもう二時間前。

慌てて部屋を飛びだし、メトロ→香港版N'EXへ乗り換え空港に。

セーフ!!

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Sea&Sea DX-8000G(Richo GX-8)

それにしても危なかった。
なにしろ起きたのではなく、たまたま目が覚めたのだから。

アラームの設定が月〜土になっていたのだ。
そして香港で朝を迎えたのは日曜日・・・・

7時過ぎに偶然目が覚めたから、インド旅行が香港旅行にならずに済んだけど、本当に危なかった。

宿の部屋番号が333。
飛行機のゲートが33でシートも33。

おもろー!!


------------ デリー到着 ----------------

デリーの空港から駅まで行くのが難しい。
男はそう聞いていた。

しかし・・・

男  「バスはいつきます?」
ポリス「1時だよ」

あっ、本当に1時丁度にバスが来た。
そしてすんなり駅へ。

こんなのインドじゃない!!
少し拍子ぬけした男だったのであった。

その夜の深夜特急でジャイサルメールに向かう予定だった男は、ニューデリー駅に着くと、セオリー通り外人向け切符売場へと向かった。

案の定「外人向け売り場はもうCLOSEだ」という怪しげなインド人が群がってくる。

ふっふっふ。
そんな初歩的な作戦に騙されるか。


男はまっすぐ外人向け切符売場へ向かった。



ガーン。
本当に閉まっていました。


日曜日は二時まで。

しかし男はめげなかった。
心はすでにジャイサルメール。

一般の切符売場に突撃。
「ジャイサルメール行きはオールド・デリーからだからこの駅では買えないよ」

男はもう意地になっていた。
こうなったらオールド・デリー駅に行くしかない。

IMGP1435.jpg
camera:K100D+SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO

さてどうやって行こう。
怪しいリキシャじゃなくてメトロを使ってみよう。
男は安全策をとった。

・・・・
切符売場(自動ではない)の前には長い列。

並ぶこと20分。
あと三人になったときに、いきなり窓口がクローズ。

もう片方の窓口は開いていたけれども、もう並ぶ気力もなく、リキシャでオールド・デリー駅へ。

なかなか思い通りにいかないのがインド。

IMAG0012 (2).jpg
Sea&Sea DX-8000G(Richo GX-8)

オールド・デリー駅は人・人・人、そしてまた人。
インドって人口多すぎだろ。男は思った。

どこの窓口で切符を買えばいいのだろう。
取りあえず親切そうな人を探して聞いてみる。

オフィスは駅から離れているとかいう人はダウト。

三人目のおじさんが正しいと思われる窓口を教えてくれた。


「今晩のジャイサルメール行きください」

ようやくこのセリフを言える喜びを男は噛みしめていた。

「もう空いてる席はないよ」

・・・・

・・・・

・・・・

そんなぁ。
今、心が折れる音が聞こえました。

そんな男の悲しげな目を見て駅員さんは言いました。

「2Aの席が一つだけある。それでもいいか」

もちろんOK!!


勇者はジャイサルメール駅のチケットを手に入れた。
レベルが1あがった。


IMGP1454.jpg
camera:K100D+SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO

ようやく確保できたシートで男は眠りについた。

目が覚めてからノンストップの一日。
こうして予定通りこの列車に乗っているは、幸運 いや 運命。

ジャイサルメールが呼んでいる。

いよいよ本当の旅が始まる。
この記事へのコメント
まだ序盤ながら、冷静且つ貪欲な心を持ちあわせないと
先には進めなさそうなインドの旅ですね
どんな展開が待っているのか、気になります
yocco at 2008-08-27 00:50
目が覚めて良かったですね。朝早いフライトは緊張しますね。目覚めてから空港までのフットワークが異国にもかかわらずす俊足で感動しました。

インドの列車移動は時間がないと楽しめないですよね。でも、早速寝台列車で移動なんてさすがアオさん!!私も年末にインドに行こうと計画してますが、ボンベイからスタートなんでもっと大変そう。まだ、ちょっと迷ってます。知り合いの家族のいるハイデラバドだけにしようか、ジャイプールやコチンも行こうかって。色々教えてください。
☆ ミントティー at 2008-08-27 08:37
インドに着いてからいきなりのドキドキが始まりましたね^^
僕も旅に行っている気分になりました。
☆ ヒロポン at 2008-08-27 10:01
さすが!
難関を難なくクリアーですね。

私が行った時はメトロがまだできてなかったから、さぞや便利になったのだろうと思ったけど、
そんなに混んでいたら意味ないですね。

続きも楽しみです。
☆ jib at 2008-08-27 10:28
お久しぶりです。
久しぶりに読んだらまさに深夜特急です。
すごく楽しくて引き込まれました。

本当に会った事なんですよね?
すごいです。
☆ まるこ at 2008-08-27 14:47
めちゃくちゃおもろいです笑
そして、なぜそんなにすんなりとデリー駅に行けたのですか…

しかしその後の展開は、同じすぎて笑いがとまりませんでした。

寝台列車の2Aもまったく同じベットです笑

今後も楽しみにしてます!
☆ くま at 2008-08-27 23:46
yoccoさん
 お楽しみに。
 でも思っていたよりも、まともでしたよ。
 寄り道リキシャにも遭わなかったし。

ミントティーさん
 インド初心者なんで教えられることはあんまり。
 予定が決まっているなら鉄道のチケットはeチケットを予約しておきましょう。

ヒロポンさん
 お盆にどこも行かず、うずうずしているんじゃないですか。
 バーチャルインド旅行をお楽しみください。
☆ aonuma at 2008-08-28 00:08
jibさん
 メトロは時間にもよると思うけど、ニューデリー駅は使い物になりませんでした。
 リキシャのモラルもjibさんが行ったころよりはだいぶ良くなっていそうですよ。

まるこさん
 ありがとうございます。
 尻つぼみにならないように頑張ります。
 本当にあったこと。
 はい、もう100%ノンフィクションです。

くまさん
 ちょっとむかつくインド人はいたけど、いいやつもたくさんいました。
 デリー駅にすんなり行けてしまったのは、インド名物を一つ体験し忘れてしまったようで、ちょっともったいなかったかも。
☆ aonuma at 2008-08-28 00:13
何が起こるか分からない何でもありのインドの旅
ちょっとドキドキしながら読み進みました。
私もこれからが楽しみです♪
☆ かじま〜い at 2008-08-29 00:03
なんだか小説書けそうですね・・・!!
インドは行ったことが無いので続きを楽しみにしています♪
☆ ぽんた at 2008-08-29 00:30
かじま〜いさん
 始まったばかりのインド編。
 ぽちぽち更新するので、これからもお楽しみに。

ぽんたさん
 目指せ小説家デビュー。
 嘘です。冗談です。
 ちょっと長くなりそうだったので、いつもとは文体を変えて書いてみました。
☆ aonuma at 2008-08-29 23:27
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